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2013年05月30日

アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

先週末、秋葉神社前キャンプ場で、
マツヤマデザインメンバー
コンセプトさん
アトリエ樫さん
等の方々と1泊2日のキャンプをしてきました。


いい天気、爽やかな気候の中
一緒に遊んだり焚き火を囲んだり
それぞれが好きな時間を過ごしながら
自然の中のひとときを楽しんできました。

その中で…
私がどうにも注目してしまったのが「アウトドア道具」です!

アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

さまざまな自然現象に耐え得る丈夫なつくりや
考え抜かれた使い勝手の良さなど、
「アウトドア道具」には奥深い魅力があり、

アウトドアに目覚め始めつつある私には、
とても興味深い存在なのです!




そんなわけで、
【マツヤマさんのこだわりアイテム】を、(勝手に) ご紹介ー!

アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

こちらは、
マツヤマさんが中学生のときに購入されたというカップ。

“チタンだと思って買ったけど実はステンレスだと気付いてガッカリした!
クラスメイトに自慢してたのに…”
という、微笑ましい思い出を教えていただきました。

このカップはチタンよりもずっと重いけれど、
愛着があっていつも持ち歩いているそうです。

軽い「チタン」の商品を、
大人になった今ではいくらでも買えるだろうけど、
長い時間を共に過ごしたカップには、
新しいものには代えられない特別な思いがあるんだろうな、と想像して、
あー素敵だな、いいな、と思いました。

羨ましいくらいです。


アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

それから、こちらのカップも、
よく見かける「マツヤマさんアイテム」のひとつ。
さまざまな場所を一緒に旅してきたアイテムに違いありません。

そうなると、
同じ商品をショップで手に入れたとしても、
このカップは、世の中にたった一つの「マツヤマさんのカップ」なんだなと思います。


アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

―The North Face 「ミニバス33」―

丸窓付きの、ユニークなテント!
実はこれ、「ワーゲンのミニバス」をモチーフに作られたものなんだそうです。

“夏を快適に”をテーマに、空気効率を高めた品だそうで、
インナーシートがすべてシースルー、という徹底ぶり!
(冬は絶対使えない!!)

ミニバスの形を実現するため、ポールが交差せずに弧を描いていたり
カラーも爽やかでかわいらしく
「素敵なデザインだなー」とうっとり。


こんなふうに、コンセプトやテーマを決め、具現化していくところに、
ハッと自分の仕事と通じるものを感じました。

きっと開発された方も楽しんで作り上げたのではないかと思わせるテント。
ジャンルは違えど、ワクワクする気持ちは同じ。

楽しむことで良いデザインになる、ということは絶対にあると思います。
(楽しい気持ちを保ち続けるのって大事だよな~と、ぼんやり考えていました)


※ちなみに…こんなテントもあるようです。 ↓↓
アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)



アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

ミニ・バーベキューコンロ。
この小さなサイズ感が、個人的に、とても気に入りました。

錆や傷がたくさんあるコンロ。
これまで、どんな場所で、どんな食事を
誰と一緒に、作ってきたんだろう。



アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

使い勝手がよい、という、相当に使い込まれたナイフ。
皮の部分は、正直ボロボロ、
でも味わいがあります。


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さて本題…。


大切に使い込まれた道具には
姿かたちには見えないけれど、
じんわりと宿るものを感じます。

手に入れたときの喜びや
一緒に過ごしてきた時間、
暑さ、寒さ
雨風
強い日差し
苦労した記憶、楽しかった記憶 など。

そんなカタチのないものを宿した、
あたたかな空気を持った道具たちは、本当に、魅力的です。


アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

アウトドアで「道具」を使うと、当然、汚れたり、傷ついたりすることがあります。
雨が降れば濡れ、ぬかるんだ土でぐしゃぐしゃになったり。

だから、使い終わった後にきちんと正しい手入れをしなければ
カビが生えてしまったり、匂いがついたり、錆びてしまったりと、
長く使い続けることはできません。

「手入れをして、長く使い続ける」
「壊れたら、修理する」
「面倒なことをひとつひとつ丁寧に行う」

“当たり前のようで、なかなか労力のいること”を、丁寧に、行っていく。
そうして時間を費やすことで思い入れが生まれ、
さまざまな時間を共有することで愛着の生まれた「道具」は、
ただの「物」ではなく
自分の中の、大切な財産のひとつになっている。

そういうところに
【心豊かに暮らす心得】、その教えが息づいているように思います。



目には見えない、大切なもの。
愛情をかけた分だけ、自分にとって「大切」なものになる。
だから本当に大切なものは、簡単には生まれない。

そんな大切なものをひとつ、ふたつと自分の中に増やしていくこと、
それが生きる意味にも、つながっているような気がするのです。



今回は「道具」に注目したのですが、
アウトドアでの活動には、
そういった【心豊かに暮らす心得】があちこちに散らばっているように思います。




お仕事も同じ。
できるかぎりの時間を使って考えたり調べたりしながら
お客様の思いに寄り添えるように取り組んでいく。
「作ったら終わり」なのではなく、その後の経過や反応を見守り、
必要があれば修正したり改善したりと、
お客様が求めてくださる限り、そのつながりを大切に、長く続けていく。

そういったことは、
お客様のため… 会社のため…
それはもちろんそうですが
自分自身にとっても、しあわせで、豊かな、価値のあることだと感じます。


アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

MDメンバーと参加する秋葉山キャンプは、今回で三度目。

行っている活動内容は、毎年ほとんど変わりませんが、
年々「楽しさ」や「心地よさ」が増している!と思います。

それは恐らく、
マツヤマデザインの皆と、一年前よりも、一年分長い時間を過ごしているから。
自分の道具に、新たな思い出を加えることができたから。
見上げた夜空に、去年の星空を思い出したから。(今回は月が明るすぎて星がほぼ見えなかった…そして去年の満天の星空を思い出したのです)

だから、これからは、これから積み重ねた分、
もっときっと楽しくなるんじゃないかな、と思っています。

そして、もっと豊かな時間を過ごせるように…
手間のかかる愛すべき「私の道具」を
少しずつ、見つけて、増やしていきたいなと思っています。




自然の中で過ごす機会をあまり持たなかった私に、
さまざまな新しい体験を与えていただいていること、
日常の中で忘れてしまいそうな気付きを与えていただいていること、
感謝しています。
ありがとうございます!


アウトドア道具から思うこと(春野キャンプ研修 布忍者 レポート オオムラ)

以上、オオムラのレポートでした。


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