2017年12月12日

アマゴの発眼卵の放流を行いました。2017.11



2017年11月29日、炭焼の杜キャンプ場の前を流れる渓流に、「アマゴの発眼卵(孵化直前の卵)」1万匹の放流を行いました。

天気も良く、色づいた葉っぱが舞い落ちる中、順調に作業を行うことができました。

炭焼の杜明ヶ島キャンプ場は、2017年今期、予想を上回る入場者をお迎えすることが出来、11月末で冬季閉鎖を迎えます(ライフラインである水道が凍ってしまうためです)

2018年、来春の再会に向けて設備を補強すると共に、炭焼の杜キャンプ場の前を流れる渓流に、「炭焼の杜 フライ・テンカラ キャッチ&リリース専用管理釣り場」を作ります。


横を流れる川に魚を保護し、増やす目的の為のアマゴの自然渓流で完全キャッチ&リリースの釣り場を作り、魚を保護し、子供たちに生態系の大切さを教える場を作ろうという活動を始めました。

大人達は、楽しみながら釣り、一匹も魚を殺さない、逆に釣りをすることで、魚を保護し増やす基金に協力する仕組みを作ります。
子供たちは、魚を放流したり、時には自分でフライで釣り、自然のサイクルを学び、「奪わず、護る」自然との付き合い方を学べる場です。


そのプロジェクトの呼び名を「炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場 魚の頭を踏んで歩くプロジェクト」と名づけました。


その話を掛川で話したところ、JFFのキクチさんが協力してくださり、先日、ジャパン・フライフィッシャーズ(JFF)の名誉会長の佐藤盛男様に炭焼の杜キャンプ場に来訪頂き、魚を自然渓流の中で増やす為の発眼卵放流のやり方のレクチャーと現地を視察して頂きました。

直に素晴らしい先達である佐藤様に教えを請う機会を頂き、本当に貴重な経験をすることが出来ました。



今回の放流では申請書を出し、バイバードボックスの使用許可を無事いただくことができました。


このボックスが卵が稚魚になるまでの間、カニなどの敵から保護し、ゴミが入るのを防ぐ役割を果たします。


1つのBOXに卵が500個になるように分け入れます。


ボックスをかごに入れ、周りに小石を敷き詰め、先日、視察の時に指導のもと選んでいただいた場所に、流されないようにしっかりと設置して完成です。



無事に成長してくれることを願いながら、川を後にしました。


発眼卵放流のメリットとして、このようなことが挙げられます。

・卵から川で育つことで、より自然に近い環境で育った魚を増やすことができます。

・卵の栄養をすべて取り込んだ魚だけが、バイバードボックスを抜けられる仕組みになっているため、外敵から守られながら成長し、川に出ていくことができます。


設置した卵は、1ヶ月ほどでボックスから出ていく予定となっております。


魚を護り、「魚の頭を踏んで歩けるほど」の川にするためには、一年や二年では出来ませんが、こうして夢見たことを実現して行くスタートを切れたことは本当に嬉しいことです。


私たちが釣りを楽しんだり、川で遊ぶことができるのは、きれいな川が残っているからこそです。将来の自然のために、今出来る事を実行していくということは、とても大切なことだと思います。実際に放流を体験してみて、自然を守っていきたいという気持ちがより強くなりました。来年に魚の成長が見られることを祈ります。


多くの方にご協力いただき心から感謝いたします。
また、今後ともこのような活動にご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

  

2017年11月06日

炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場で「フライ・テンカラ キャッチ&リリース専用管理釣り場」を来期作ろうと思います。




来春、炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場で「フライ・テンカラ キャッチ&リリース専用管理釣り場」を来期作ろうと思います。
僕のおばあちゃんは森町の奥で育ちました、僕は子供の頃、森町の三倉でおばあちゃんから釣りを教わり、袋井市の太田川で毎夏、魚を採って遊んだ少年時代を送りました。

おばあちゃんが幼い僕に言った言葉が忘れられません。

「昔は夏の夕方になると、魚の頭を踏んで歩けるくらいアマゴがいただよ…」。

僕はおばあちゃんの言葉を年寄りの昔話、ホラだと思っていました。しかし、アメリカの世界自然遺産(日本人は世界遺産が大好きですが、世界遺産には自然遺産と文化遺産二種類ることを知らない人が多いと思います、その二つは大きな違いがあります)イエローストーン国立公園に行った時、僕は見ました。夏の夕方、魚が群れて「まるで頭を踏んで歩けるくらいの魚」を…。



僕がプロデュースさせて頂いた、炭焼の杜明ヶ島キャンプ場は、今期、予想を上回る入場者をお迎えすることが出来、11月末で冬季閉鎖を迎えます(理由はライフラインである水道が凍ってしまうから)来春の再会に向けて設備を補強すると共に、横を流れる川に魚を保護し、増やす目的の為のアマゴの自然渓流で完全キャッチ&リリースの釣り場を作り、魚を保護し、子供たちに生態系の大切さを教える場を作ろうという活動を始めました。大人達は、楽しみながら釣り、一匹も魚を殺さない、逆に釣りをすることで、魚を保護し増やす基金に協力する仕組みを作ります。子供たちは、魚を放流したり、時には自分でフライで釣り、自然のサイクルを学び、「奪わず、護る」自然との付き合い方を学べる場です。


そのプロジェクトの呼び名を「炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場 魚の頭を踏んで歩くプロジェクト」と名づけました。




その話を、掛川の酒場で話したところ、キクチさんが協力して下さり、先日、ジャパン・フライフィッシャーズ(JFF)の名誉会長のサトウ様が炭焼の杜キャンプ場に来訪頂き、魚を自然渓流の中で増やす為の発眼卵放流のやり方のレクチャーと現地を視察して頂きました。直に素晴らしい先達である佐藤様に教えを請う機会を頂き、本当に貴重な経験をすることが出来ました。






魚を護り、「魚の頭を踏んで歩けるほど」の川にするためには、一年や二年では出来ませんが、こうして夢見たことを実現して行くスタートを切れたことは本当に嬉しいことです。僕の話した夢に、少年のように瞳を輝かせて同意してくれた山田の仲間、手伝ってくれるマルオさんはじめ釣り仲間たち、ご縁を繋いでくれたサトウさん、ザンマさん、えっちゃん、ホリさん(あの本難しい)そして、キクチさん。遠くから野次ってくれるハラさん(ジンギスカン好き)本当にありがとうございます。




こうしたい、と夢を描いたホームページを作りました。

ヘッドコピーをこうしました。

百年前に私たちの先達が見た景色、
「魚の頭を踏んで歩ける沢」の
夢を一緒に見ませんか?



「炭焼の杜 フライ・テンカラ キャッチ&リリース専用管理釣り場」公式ホームページ
http://www.bt-r.jp/smf/

トップページのカッコイイ釣り人は、ハラ夫妻です。





サトウ様と一緒に沢を歩かせて頂きました。
大きな背中を追わせて頂きます。