2012年09月13日
アミール・カーンVS ダニー・ガルシア
録画していたWOWOWで、アミール・カーンVSダニー・ガルシアの世界Sライト級王座統一の試合を見た。
信じられないくらいのスピードで動き、普通のボクサーが1発のパンチを打つ間に3発のパンチを打つ超高速の話題のボクサー「アミール・カーン」の登場する試合だから見たのだけど
相手の「ダニー・ガルシア」が素晴らしかった。
ガルシアには悪いけれど、前回の試合にラッキーで勝った選手、カーンに比べたら凡庸な選手、それがガルシア。僕はそう思ってた。
一瞬で何発も打つ、目で追いきれないほどのカーンのパンチをもらいながら力強い一発のパンチを「ドスン!」と返すガルシア。
カーンの素早いパンチに目を見張りながら、いつしか、3ラウンドになる頃には泥臭く不恰好に思いっきり打ち返すガルシアを応援していた。(もちろんガルシアのパンチは素早いカーンに当たらず、空振りばかりを繰り返していたのだけど)
神様に与えられた才能だけなら絶対にカーンが勝っていただろう…
当日の賭け率は5対1、才能あふれるカーンの圧倒的な有利だった。
でも、ガルシアのパンチには、何か「男の意地」とか、「覚悟」とか、何か言葉にならないものがこもっていたと思う。
3ラウンド、カーンの超早い何発ものパンチをもらいながらチカラ一杯返したガルシアのたった一発のパンチがカーンにブチ当たった。
勝利の雄叫びを上げるガルシアは映画ロッキーを見ているようだった。
才能あふれるボクサーが放つ素早い人の3倍ものスピードのパンチに、不恰好で愚直に思い切り振りかぶったパンチが勝る時もある。
でもさ、それが「男の勝負」ってやつじゃない?
逆境をブチ破るパンチ
ダニー・ガルシア、本当に本当にカッコ良かった。
テレピの前で「やったー!!スッゲェー!」って叫びました。
男だったら愚痴なんて言ってないで、自分の武器を信じて逆境をチカラ一杯ブン殴らなきゃイカンですね。
みんな頑張ろうぜ!
(写真はガルシアの渾身の一発の当たった瞬間と勝利の雄叫びです、つまり、男の子の見本です)
Posted by マツヤマ at 00:23│Comments(0)
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