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2011年08月23日

【オオムラレポート】理屈はいいから早く寝な、体力気力必要だよ

松山さん、マサさん


フライフィッシング、体験前のレポートです。

松山さんからお電話を頂いたので、
途中ですが、まとまっているところだけ送ります。

よろしくお願いいたします。


大村


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釣りは未経験、
そもそも「フライフィッシング」という言葉を知ったのが数ヶ月前、という私が
明日、初めての釣り(フライフィッシング!)に挑戦します。

前準備として、ここ数日私が行ったことは、
「フライ(鳥の羽や糸などが材料の、虫や小魚を模した、魚の餌)」を作ること。
「キャスティング(竿を振ってフライを投げること)」の練習です。
そして身につけたことは、
「フライの作り方(1種類+アレンジ)」と、
「キャスティングのコツ(手首を振らない)」を少しだけ。

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フライフィッシングとは、
羽虫など魚の餌を模したもの(フライと呼ぶ)を「鳥の羽」や「糸」などを使って作り、それを魚に「虫」と思わせて食べさせるもの。
ルアーのように重みがないため、重さを利用した投げ方はできません。
ロッドを振って、その運動エネルギーで、軽いフライを遠くに飛ばす技術が必要になるそう。

その時期、その場所で、
魚はどこに潜んでいるのか
その場所にフライを投げ続けられるか
どんな餌を食べたいと思っているのか
自分のつくったフライはおいしそうに見えるか

「全てが当てはまらなくては、魚を釣ることができない」ということで、
想像しただけでも、その奥深さに圧倒されてしまいます。

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「釣り」というものは、そもそも「食料獲得」の目的で始まり、
「フライを使っての釣り」が現れるのは紀元前の時代の「マケドニア」が発祥の地だそう。
それが、イギリスに伝わって、貴族階級の遊び・貴族としてのたしなみ、として広まっていったのだとか。

人間が食料獲得のために始めた「釣り」。
現代の日本においては、「食料として自分の手で魚を得る」という喜び以外の何かがあるはず、と思います。
それは果たして・・。

今、私が想像している「釣りにおける喜び」。
実際に体験する前に、書き記しておきたいと思います。

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まず想像したのが、
【自然の中で過ごす心地よさ、自然のエネルギーを感じられる喜び】というようなこと。

樹木の下、岩場に立って、川の音や虫の音を感じながら
川の中、そこにいるだろう魚を想像して、格闘する。
竿を振るときには、後ろの樹木を意識する。
水の上を伝わって心地よい風が吹いてくるかもしれないし、
樹木を通って差し込む光が、キラキラと素敵な景色を見せてくれるかもしれない。
そんなようなこと。

1496年にイギリスで出版されたという「釣魚論」では、【釣りを楽しむこと】を説いているそう。
『釣りはただやみくもに魚を釣ればいい、というものではなく、
程よく釣って楽しむものであり、たとえ釣れなかったとしても、心身の健康のために良いものである』

イギリスでは、都市部を離れて間もなく、悠々とした緑あふれる田園風景が広がります。電車の窓から外を眺めると、ゆるやかに流れる川を時々見つけることができます。
日本とは景色が違えど、ゆったりとした気持ちで自然と向き合い、その中で過ごす時間を楽しむ。
それが、釣りという形をした「自然を体感する喜び」なのではないかと想像しています。

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次に思うのは、【自然の中にいた生き物を手にする】という喜び。

「さっきまで川で泳いでいた魚が、今、自分の手元にある」。
それを想像するだけで、
魚を手にする前の自分よりも、1つ自然の中に近づけたような感覚になれる気がします。

狩猟の喜び、に近いものかもしれませんが、
自然の中の命やエネルギーを感じられるような、不思議で、心に響く体験になるのではと思っています。

そのときの、初めての感覚も楽しみ!です。

「魚を手にする感覚(たぶん冷たい)、
動く(どうしよう、と焦る)、
そしてきっと、釣り針がうまく取れない(仲間を呼ぶ)! 」

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今回は、前述したとおり、「フライ作り」から始めました。
買うこともできるそうですが、大抵のフライフィッシャーは「フライ作り」から始めるそう。
それもそのはず、と思います。
他のスポーツで、そのための道具を「自分でつくる」というものがあるでしょうか。

フライにはたくさんの種類があり、それだけでも奥深く、
出来上がったフライは、不恰好でも何だか美しく見えるのです。

虫、というものがそもそも美しいものなのかもしれません。
何より、「自分で作ったフライ」で釣れたときの喜び!
それはきっと、想像よりも心躍る感覚なのではないか、と思います。



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