
2015年06月03日
2015.05 マツヤマの「株式会社マツヤマデザイン 秋葉山研修キャンプ」レポート
2015.05 マツヤマの「株式会社マツヤマデザイン 秋葉山研修キャンプ」レポート
毎年恒例になっている秋葉山のキャンプ場で行っているキャンプを今年も開催しました。
思えば僕が28歳の時、初めて部下を持つ組織のリーダーになってから、毎年行っているからカレコレ14年になります。
なぜ行うか?それにはたくさん訳がありますが、
正直、キャンプじゃなくてもいいんです。

でも、僕の持つ数少ないスキル、デザインや仕事以外で、みんなに教えてあげれるコト、そして同じ時をシェアできるコトってなかなか限られてきます。
キャンプだったら、子供の頃からずっとやっているから、初体験の人にも教えてあげれて楽しい時を過ごしてもらえる。
「いつもパソコンに向かって仕事をしているだけじゃなくて、面と向かって同じ釜の飯を食べて、ちゃーんとワハハと笑って仲間になること」って
大切だと思っています。

いつもと違う時間を過ごす事。
太陽の暑さや、風を身体でちゃんと感じること。
美味しいや寒い、嬉しいやツラい。
それらが全て自分に直面します。

2時間だけの飲み会だったら、あいそよくニコニコしていられるかもしれない。
でも、テントを張って住まうこと、昼飯夕飯、就寝、朝食、昼食。寝ることやトイレ。人が生き物として行うことを全て
そこにいる人と共同で解決していく。それがキャンプであり、旅なのだと僕は思います。
ここ5年以上、マツヤマデザインのメンバーだけでなく、このデザインのお仕事の先輩の方達、
日ごろお世話&お友達付き合いをしてくれている方達も一緒にキャンプをして、カヤックをして、同じ時を過ごさせて頂いています。
僕はそれがとても素晴らしく素敵なことだと思います
会社にいれば、社長である僕が立場上一番で、さらに最年長。社内では経験も一番です。
でも、世の中はそんなものじゃない、僕なんてまだまだ若輩者、ぺーぺーの若造です。
このキャンプだと、僕が尊敬している方や、じんせいの先輩たちもたくさん参加してくれています。
まだ経験が浅いマツヤマデザインのスタッフには、このデザインの道をさらに10年、20年進んでいくと
どんなことになるのか?そこに進んでいる人はどんな顔をして笑うのか?
どんなお仕事をして、どんな風にビールを飲むのか?そしてどんな寝顔か?だって、自分の目で見ることが出来ます。
二日間、キャンプをするってそういうことです。

これって、同じ会社の人だけならともかく、フツーに生きて、仕事して家に帰って寝るだけの生活をしていたら難しいことです。
よその会社で忙しく働いていらっしゃる、自分より20年もキャリアが上の方と
ワハハと笑って一緒に語らいながら二日間生活を共にし、考えや、過ごし方を目の当たりにする。それは本当に価値があることだと僕は思います。

キャンプに使う道具は、会社の備品。
株式会社マツヤマデザインの全員は、来週、6月の中旬、11日から約一週間、これも恒例の過酷な「研修ツアー」に出かけます。
昨年は、アメリカ、世界遺産イエローストーン国立公園でのキャンプツアーでした。
今年は、「1200kmレンタカー走破 北海道半周キャンプ旅」に出かけます。
一台のワンボックスのレンタカーを借りて(ノア的なミドルクラス1BOX)マツヤマデザイン5人とゼキさんの計6名と、
6名分のテント&寝袋&マット&ウェーダー&釣り道具などをギュウギュウ詰めにした車でキャンプを張りながら
新千歳→稚内→網走→知床→釧路と北海道を走破する過ツアーです。
その為に僕達は、新しいタープを買いました。人数分のマットと寝袋、その他のアウトドア用具も調達しました。合計数万円の出費です。
飛行機代も楽天トラベルでゲットしました。
僕は社長だけど、高級腕時計や高級外国者にも興味はありません、腕時計はそもそもしないし、車も19万キロ走っている国産車です。
先日、中心市街地の再開発の為に書かれた、こんなコピーを目にしました。
「Meの時代から Weの時代へ」
その言葉を紡ぎだしたのは、尊敬する浜野安宏さん、
その言葉を使ったのは、書いたのはこのキャンプに一緒に主催してくれているコンセプトの佐藤さんです。
社長である僕が高級腕時計や外車を買うコスト(一例です)を、社員であるデザイナーに素晴らしい景色と体験をさせるコストに使う。
「会社の本当の見えざる資産は社員である」。
「コミュニケーションにはコストをかけろ」。
「コストとはお金ではない、時間である」。
この言葉は、僕の師匠である塩田先生が僕に伝えてくれた事です。

僕の元に集まってくれたデザイナーは心がいいヤツで、腕もセンスも素敵な人ばかりです。
そんなデザイナーに、スゴイ体験をしてもらえば、きっと今よりももっと
将来、きっと役に立つ、そしていつか素敵なデザインをしてもらえるようになる。
僕はそう信じています。
「Meの時代から Weの時代へ」
マツヤマデザインは変わっている会社だと思われることも多いのですが
僕は、これからはこんな時代になるんだ…と、そう漠然とした根拠の無い確信があったりします。
来年、素敵な仕事をする為に、明日、旅に出よう。
「研修」は、楽しいばかりではありません。
でもきっと、苦労した分、笑った分、何かを持ち帰り、いつか絶対それは僕らの糧になる。
それは、不確定なことが多い世の中で、明るく確証された未来だと信じています。
追加備忘録2015/6/8 (FBに頂いたコメントを追記)
【ひなたカフェ 村松さんより頂いたコメント】
キャンプもカヌーも釣りもやったものにしかその楽しさ、価値はわからない。
TSUTAYAを展開するCCCの増田宗昭さんが著書で述べていることに衝撃を覚えました。
「情報は事実にあらず」
聞いたこと書かれたことは例え誰が書いたにせよ、『事実』ではない。
ここで言うところの『事実』とは、「美しい気田川の流れのことであり、そこをカヤックで下る楽しさ」のことを言います。しかし、これを幾ら上手な文章にしても、『事実』を伝えることはできないですよね?
つまり同じ体験をした人にしかわからないわけで、逆に体験者であれば短い文章でも的確に伝わると言うことです。
儲かる会社がなぜ儲かるかと言えばそれは「普通」ではないことをしているわけで、儲かるのは非常識な会社になりますよね(笑)
【マツヤマ 応信】
さすがひなた村松さん、イエスアイドゥ!
僕が研修でスタッフに感じてもらいたい事の一つに
「写真や動画・文章で、伝わらないコトはこんなにある」
と感じてもらいたいのと、お言葉通り、
「共有したその感覚をシェアすることによって、感覚的なコミュニケーションが格段に正確かつ迅速になる」
ことだったりします。
know-howではなくfeel-howが大切なテーマです。
毎年恒例になっている秋葉山のキャンプ場で行っているキャンプを今年も開催しました。
思えば僕が28歳の時、初めて部下を持つ組織のリーダーになってから、毎年行っているからカレコレ14年になります。
なぜ行うか?それにはたくさん訳がありますが、
正直、キャンプじゃなくてもいいんです。
でも、僕の持つ数少ないスキル、デザインや仕事以外で、みんなに教えてあげれるコト、そして同じ時をシェアできるコトってなかなか限られてきます。
キャンプだったら、子供の頃からずっとやっているから、初体験の人にも教えてあげれて楽しい時を過ごしてもらえる。
「いつもパソコンに向かって仕事をしているだけじゃなくて、面と向かって同じ釜の飯を食べて、ちゃーんとワハハと笑って仲間になること」って
大切だと思っています。
いつもと違う時間を過ごす事。
太陽の暑さや、風を身体でちゃんと感じること。
美味しいや寒い、嬉しいやツラい。
それらが全て自分に直面します。
2時間だけの飲み会だったら、あいそよくニコニコしていられるかもしれない。
でも、テントを張って住まうこと、昼飯夕飯、就寝、朝食、昼食。寝ることやトイレ。人が生き物として行うことを全て
そこにいる人と共同で解決していく。それがキャンプであり、旅なのだと僕は思います。
ここ5年以上、マツヤマデザインのメンバーだけでなく、このデザインのお仕事の先輩の方達、
日ごろお世話&お友達付き合いをしてくれている方達も一緒にキャンプをして、カヤックをして、同じ時を過ごさせて頂いています。
僕はそれがとても素晴らしく素敵なことだと思います
会社にいれば、社長である僕が立場上一番で、さらに最年長。社内では経験も一番です。
でも、世の中はそんなものじゃない、僕なんてまだまだ若輩者、ぺーぺーの若造です。
このキャンプだと、僕が尊敬している方や、じんせいの先輩たちもたくさん参加してくれています。
まだ経験が浅いマツヤマデザインのスタッフには、このデザインの道をさらに10年、20年進んでいくと
どんなことになるのか?そこに進んでいる人はどんな顔をして笑うのか?
どんなお仕事をして、どんな風にビールを飲むのか?そしてどんな寝顔か?だって、自分の目で見ることが出来ます。
二日間、キャンプをするってそういうことです。
これって、同じ会社の人だけならともかく、フツーに生きて、仕事して家に帰って寝るだけの生活をしていたら難しいことです。
よその会社で忙しく働いていらっしゃる、自分より20年もキャリアが上の方と
ワハハと笑って一緒に語らいながら二日間生活を共にし、考えや、過ごし方を目の当たりにする。それは本当に価値があることだと僕は思います。
キャンプに使う道具は、会社の備品。
株式会社マツヤマデザインの全員は、来週、6月の中旬、11日から約一週間、これも恒例の過酷な「研修ツアー」に出かけます。
昨年は、アメリカ、世界遺産イエローストーン国立公園でのキャンプツアーでした。
今年は、「1200kmレンタカー走破 北海道半周キャンプ旅」に出かけます。
一台のワンボックスのレンタカーを借りて(ノア的なミドルクラス1BOX)マツヤマデザイン5人とゼキさんの計6名と、
6名分のテント&寝袋&マット&ウェーダー&釣り道具などをギュウギュウ詰めにした車でキャンプを張りながら
新千歳→稚内→網走→知床→釧路と北海道を走破する過ツアーです。
その為に僕達は、新しいタープを買いました。人数分のマットと寝袋、その他のアウトドア用具も調達しました。合計数万円の出費です。
飛行機代も楽天トラベルでゲットしました。
僕は社長だけど、高級腕時計や高級外国者にも興味はありません、腕時計はそもそもしないし、車も19万キロ走っている国産車です。
先日、中心市街地の再開発の為に書かれた、こんなコピーを目にしました。
「Meの時代から Weの時代へ」
その言葉を紡ぎだしたのは、尊敬する浜野安宏さん、
その言葉を使ったのは、書いたのはこのキャンプに一緒に主催してくれているコンセプトの佐藤さんです。
社長である僕が高級腕時計や外車を買うコスト(一例です)を、社員であるデザイナーに素晴らしい景色と体験をさせるコストに使う。
「会社の本当の見えざる資産は社員である」。
「コミュニケーションにはコストをかけろ」。
「コストとはお金ではない、時間である」。
この言葉は、僕の師匠である塩田先生が僕に伝えてくれた事です。
僕の元に集まってくれたデザイナーは心がいいヤツで、腕もセンスも素敵な人ばかりです。
そんなデザイナーに、スゴイ体験をしてもらえば、きっと今よりももっと
将来、きっと役に立つ、そしていつか素敵なデザインをしてもらえるようになる。
僕はそう信じています。
「Meの時代から Weの時代へ」
マツヤマデザインは変わっている会社だと思われることも多いのですが
僕は、これからはこんな時代になるんだ…と、そう漠然とした根拠の無い確信があったりします。
来年、素敵な仕事をする為に、明日、旅に出よう。
「研修」は、楽しいばかりではありません。
でもきっと、苦労した分、笑った分、何かを持ち帰り、いつか絶対それは僕らの糧になる。
それは、不確定なことが多い世の中で、明るく確証された未来だと信じています。
追加備忘録2015/6/8 (FBに頂いたコメントを追記)
【ひなたカフェ 村松さんより頂いたコメント】
キャンプもカヌーも釣りもやったものにしかその楽しさ、価値はわからない。
TSUTAYAを展開するCCCの増田宗昭さんが著書で述べていることに衝撃を覚えました。
「情報は事実にあらず」
聞いたこと書かれたことは例え誰が書いたにせよ、『事実』ではない。
ここで言うところの『事実』とは、「美しい気田川の流れのことであり、そこをカヤックで下る楽しさ」のことを言います。しかし、これを幾ら上手な文章にしても、『事実』を伝えることはできないですよね?
つまり同じ体験をした人にしかわからないわけで、逆に体験者であれば短い文章でも的確に伝わると言うことです。
儲かる会社がなぜ儲かるかと言えばそれは「普通」ではないことをしているわけで、儲かるのは非常識な会社になりますよね(笑)
【マツヤマ 応信】
さすがひなた村松さん、イエスアイドゥ!
僕が研修でスタッフに感じてもらいたい事の一つに
「写真や動画・文章で、伝わらないコトはこんなにある」
と感じてもらいたいのと、お言葉通り、
「共有したその感覚をシェアすることによって、感覚的なコミュニケーションが格段に正確かつ迅速になる」
ことだったりします。
know-howではなくfeel-howが大切なテーマです。
Posted by マツヤマ at 14:09│Comments(0)
│2015.05 秋葉山 MDキャンプ・カヤック
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