2015年06月23日

北海道研修レポート(タカエ)

北海道へ研修の旅へ行かせていただきました。


浜松市から新千歳へ降り立ち

北海道研修レポート(タカエ)
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すこし肌寒いなと一枚上着を羽織り、函館ナンバーのレンタカーを借りて
じわじわと北海道へ来たんだなと感じながら旭川まで。


旭川で一泊し、二日目は利尻島を横目に見ながら
日本海側を北上し稚内へ。

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とても言葉では現せれないような雄大な景色に感動し
何度も何度も車を降りながらの移動。


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ノシャップ岬、なんだか不思議な地形の宗谷丘陵を通り、


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日本最北端の宗谷岬に寄って

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二日目は中頓別で空を埋め尽くす満点の星空のもと、
仲間とたくさんたくさん笑いながらキャンプ。



たくさんの鳥達の声に目を覚まし
天気も気持ちのいいなか元気よく出発。
三日目は網走まで南下。

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フライフィッシングのポイントを探しつつの移動。
川を見るだけでこんなに興奮するなんて。

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時間が合わず入れなかったけど
夢にまで見た網走監獄を外から見学。

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歴史を知ることも一つの学び。


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苦手だった毛ガニがやはり素材のよさなのか、何を食べても美味しくて、
満腹になるまでたらふく食べやはりケラケラと仲間と笑いあって
三日目の夜は更けていきました。


四日目。
知床半島はふもとの羅臼を目指しさらに南下。

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道中で熊に怯えながら北海道初フライフィッシング!
まだまだビギナーのわたしへも
たくさんの魚がお出迎え。
自然渓流の豊かさに感動しました。


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世界遺産の知床ではたくさんの学びがありました。


羅臼ではご好意もあり間歇泉の真横に立つロッジで二泊。
羅臼での暮らし、現地の方との交流、
二度と食べれないであろう
美味しいお料理の数々、
そしてフライ、たくさんの知識を学び、
考えることも多かったとても濃い二日間でした。



そして知床から釧路へ。
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阿寒川本流へ入るものの、とてもじゃないけど太刀打ちできないと感じ、
早々にフィッシングを諦めましたが、
今までとはまた違った川の景色に目を奪われました。
空気が違うというか、凛と澄んだ感じは実際に行かないと感じ取ることができません。


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最後の夜も美味しい食べ物を頂き

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そして最終日は釧路から初めてプロペラ機に乗り、
札幌へもどり、札幌から静岡空港へ。
全員大きな怪我もなく無事に戻ってまいりました。

旭川→稚内→網走→羅臼→釧路という
北海度半周、約1,300kmにわたる旅。


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生まれてから田んぼ一つない場所で生きてきた私。
静岡だって自然ゆたかな場所はあるけれど、
のどかだな、田舎だなって感覚になってしまいます。
そんな私が北海道の景色を目の前にして思ったコト、


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まるで絵本というか…日本ではないトコロでした。

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どこまでも広がる緑の広い大地、
豊かな自然環境、
吹き抜ける心地の良い風、
どこまでも続くまっすぐな道、
まだまだ春を感じさせる植物、
普段見ることのない野生の動物達。

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牛がのんびりしているだけで、
サイロ一つ立っているだけでどことなく絵になるかんじ。
それはやはり北海道ならではの大自然があるからこそ。

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そして食。
みんなが声を揃えて「うーーーーーーーん」と唸るような
美味しい恵をたくさんたくさん頂いてきました。
やはり北海道ならでは。美味しいものは現地で頂くからこその旨さ!
食の宝庫は自然の恵。
大自然の中で育った命をありがたく頂く。
ごちそうさまでした。

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本州では当たり前のことが
当たり前ではなかった場所、北海道。

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たくさんの自然と触れ合い、たくさんの命を感じ、
気づきの多かった1週間でした。

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「繋(つながり)」という漢字から連想される言葉。

結びつき、
関係を持つこと、
何かと何かを結び合わせること、
気持ちを通いあわせること、
手と手を取り合うこと、

人によって様々な感覚はあると思いますが
私は上記のような言葉を連想します。

「繋」

北海道、旅した一週間で「繋」という言葉が
ずっと頭の中にありました。



人と野生動物との「繋」
北海道では回った先々でたくさんの野生の動物をみました。
キタキツネや鹿、ワシ、
見ることはできなかったけど、希少野生動植物種のタンチョウ、
エゾリスなど、本州では見ることのできない野生動物がたくさん。

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その中で知床半島へ向かう道中で遭遇しキタキツネ。
人が近ずいても恐れることなく寛ぎはじめました。
餌を与えているとのこと。
この先のキタキツネのコトを顧みない
あまりよろしくない行為。
人間から与えられる餌に頼り、
自分で狩りをしなくなる。
生態系のバランスが崩れる恐れのある第一歩。


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逆に、羅臼の漁港近くで
魚を自ら運ぶキタキツネを見ました。
上がった魚からコソッと盗んできたのでしょうか。

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ヒグマに対して「餌をあたえないで」という
ルールが描いてある広告物をたくさんみました。
おいしい食べ物は
人に近寄るヒグマを創り出したり、
野生動物の交通事故を招いたりと、
人にも動物にも不幸な結果をもたらすことになると。

それって、キタキツネ同じく自然の生態系を崩すことへ繋がります。
正しい生態系を維持していくために、
私たち人間と、野生動物たちの暮らしの距離感は
一定に保ち、お互いの生活を尊重し合うこと。
共存ってそういうことかなって思いました。

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野生動物と隣り合わせで暮らす人たちだけでなく、
私たちのような観光客こそがルールを守り見守ること。

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特に知床は海と陸の自然環境が密接に影響し合う
豊かな生態系が息づいているからこそ、
世界自然遺産に登録されたとのこと。
北海道は命が命を育む場所。
豊かな生態系を崩すことのないよう
理解し、ルールを守ってより良い関係を築くこと。
大切な「繋」と思います。





人と自然環境との「繋」。
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北海道のどこまでも続く青い大地との出会い、

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おいしい海産物に出会えたこと、
様々な野生動物に出会えたこと、

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丸々と太った大きな魚に出会えたこと、
ビギナーの私にだってポンポン魚が顔をだしてくれたことこそが、
自然の豊かさを物語っていました。


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そんな北海道でもそのような自然が
少しづつ失われつつあるとのこと。

知床では、たくさん見た鹿ですが
本来ならば生息していなかったと伺いました。
住む場所を奪われ、北へ北へとやってきたのだそう。


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話題のリニアモーターカーなど
今の地球上ではどんどん人間にとって便利なツールが
生み出されています。
車だって、日常で普通に生活していることだって
便利なものに囲まれて生活しているし、
環境云々言っていたって助けられて生きています。

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環境問題について語るとき
人は常に矛盾の上で生きています。
それぞれの生活水準の維持やライフスタイルとの折り合いの関係で、
難しい部分ってたくさんあると思いますが、
もう一度訪れたい、
もう一度ここでフライフィッシングをやりたい、
この豊かな自然この先もずっと残していってほしい、
この原生的自然を次の世代に伝える為に、
わたしたちができること、
小さなことからでもまずは考えてみることが大切。

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豊かな自然を守ることこそが
様々な動物の生態系を維持していくことにも繋がる。

普段あまり考えてこなかった環境のこと、
北海道の自然が繋げてくれました。





人と人との「繋」

今回の旅では本当に、私たちだけじゃ楽しめなかった
いろいろなことがありました。
ご縁があって出会った方たちがいたからこそ、
心から楽しめた旅。

マツヤマさんとの繋がりでご縁があってお会いした方、
稚内では稚内開発建設部長である小松さん、
羅臼では、羅臼町長の湊屋さん、
決して出会うことのない方であっただろう
ビックなお二方との出会いがありました。


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小松さんからは
ここには絶対行った方がいいよ!と
いろんなとこお勧めして頂きました。

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その中の一つが宗谷丘陵。

宗谷岬の裏手にあるなだらかな丘陵地帯で、
教えて頂かなければ通る予定のなかった場所でした。

樹木の無いなだらかな丘がどこまでも続き、
ポコポコある谷間にのみ樹木が生えている不思議な場所。
氷河時代に形成された周氷河地形は北海道遺産として認定されているとのこと。
目の前に広がる雄大な景色は本当に圧巻で、美しい世界が広がっていました。

教えて頂かなければ訪れることのなかった場所。
どんなに詳しくかいてあるガイドブックより、
現地で暮らす生の声がやはり一番!


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そして笑顔が素敵な、羅臼町長の湊屋さん。

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羅臼ビジターセンターでは町長直々に、
直接知床についてガイドして頂きました。
羅臼での人々の暮らし、生態系のお話、
羅臼の自然や暮らしを目の前で見つつ
リアルな生の声を聞かせていただき、感激でした。

当たり前と思っていたことがそうでないこと、
気づかせてくれたのも湊屋さんのお話から。


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一生に一度食べれるか分からない
貴重で美味しい食べ物と出会わせてくれたのも湊屋さん。
最高級と言われる羅臼産の「鮭児」をなんと塩焼きで!
大将曰く「もったいなくて普通塩焼きに何かしない!美味かっただろう」と。
大将を唸らせる、そんな食に出会えた幸せ、
すみません、自慢です。

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間歇泉の真横に立ち、鹿がお出迎えをしてくれた
素敵なロッジをもご紹介して頂きました。

二日間このロッジを拠点にお世話になりましたが、
湊屋さんがいらっしゃらなかったら
あんなに楽しく二日間過ごせなかったかもしれません。


その他にもあった出会い。
釧路で洗濯中に出会った見知らぬおじさんは
釧路のよさを身振り手振りで教えてくれました。
素敵な会社だね、
釧路は一年通して一番過ごしやすいとこだよ、
またおいでと言ってくださいました。

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同じルートで車を走らせば同じような旅はできると思います。
でも、今回と同じような内容の充実した旅は二度とできない。
そう思います。
マツヤマさんがいて、繋がりがあっていろんな方に助けてもらった旅。

二度とできない旅。

人と人との繋がりが
旅をさらに楽しくしてくれて、
貴重で、価値の高い旅となりました。




第三者への「繋」

知床で聞いた言葉。
多くの観光の人が訪れても環境をこわさない。
環境を次の世代へ必ず伝えていくこと。

受け止めるだけじゃ駄目なんです。
考えていくことも一つの行動。
それを私も次へ伝えるコト。


環境のことだけじゃなく、
この旅で感じてきたこと、
楽しかったこと、
つらかったこと、
いろんな思いをたくさんの人に伝えていくことで
最高のお土産になり、何らかのプラスの感情を
与えられるかもしれない。

個々が感じる対峙しなければならないことにも
気づくかもしれない。


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マツヤマさんがたくさんの繋がりから生まれ、受け取ったバトンを
私たちに渡してくれました。
そのバトンを次は私たちが誰かに渡すコト。


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伝承ということは「尊敬すること」と聞いたことがあります。
この国ができてから受け継がれてきたこと、
先代が守ってきた自然、生態系、
全てを敬い、伝えていくこと。

そこに旅をする目的があるんだなと感じました。

伝えていくことの「繋」
大切な気づきを頂きました。







仲間との「繋」

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今回の旅はマツヤマデザインメンバー全員+カメラマンのゼキさん。

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とにかく、笑いっぱなしの一週間。


どんな小さなことでも大きな大きな笑いに変えてくれる。

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お互いがお互いを尊敬し、尊重し、
同じ景色を見て、同じものを食べて感動し合う。
真面目な話もたくさんしました。

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駄目な部分にはフォローいれてくれたり、
我儘言っても、ちゃんと尊重してくれたうえで意見を言ってくれる。
会社にいる時ではできない会話も、
旅に出たからできる会話となり、
私自身、旅では先輩や上司というより、
仲間という感覚で一週間過ごせたのではないかと思います。

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仲間になれた、受け入れてくれた、
そんな気がして素直に嬉しかった。


もどってからは、本当に仕事がんばらなくちゃ、
役に立てる人間にならなくちゃ、
北海道で過ごした一週間の間、
一人になったときはこの思いでいっぱいでした。

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旅は絆を繋ぎ、強くする。
そしてわたしも、強くなる。

北海道研修レポート(タカエ)
仲間との「繋」。
一緒に旅したメンバーには感謝の言葉しかありません。




今私が書いたことって当たり前のことかもしれません。
浅いな~って言われかもしれないし、
知ってるよ!って言われることかもしれません。
でも、ここに来たから、改めて再確認できる…というか、
普段の生活では決して感じることができなくて、
「繋」の大切さをここに来れたからこそ、気付かされたと思います。


わたしの今回の旅の目標は
ひと回り大きくなって帰ってくること。
正直、大きくなってこれたのかは分かりません。
でも、何かが自分の中で変わった部分や
感じてきたことは大きくて、日常に戻り生活していく中で
生きずいていくこと、あると思います。

まだまだレポートを書きながら余韻に浸っているとこと。
じわじわと不透明だった部分が明確化し
それに気づけたとき、何らかの形で表現できたとき、
あるいは実行できたとき、
大きくなったと感じることができるのかもしれません。


今回一週間旅をするにあたり
たくさんの方々の協力を得て、楽しんでくることができました。
関わっていただいた全ての方々へ、
そしてマツヤマデザインのみなさま、ゼキさん、
ありがとうございました。

以上、タカエのレポートでした。


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この記事へのコメント
いやー、これは超力作ですね。

「キャンプ」の楽しみ、

「北海道の大自然」の魅力、

「キレイな写真」が持つ力

が伝わる素晴らしいレポートです。

100点満点ですねーヽ(^o^)丿
Posted by トッティトッティ at 2015年06月24日 22:53
ありがとうございます。100点をいただけて光栄です。自分のことのように嬉しい、貴殿に言ってもらえるとはなおさらです。
お互い素晴らしい部下に恵まれている幸せに感謝しながらいい仕事をしていきましょう^^
Posted by マツヤママツヤマ at 2015年09月02日 10:48
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